平成13年 特別講演会内容

 T.  

テーマ:我が国のリサイクル技術の最新動向
 講師:    久 先生 高分子環境情報研究所 所長
講演概要
昨年の通常国会では「循環型社会形成推進基本法」を始めとする「リサイクル関連六法」を制定し、環境インフラとしての制度や枠組みが急速に整備されつつあり、企業はさらにリサイクルへの取組の必要性に迫られています。
本講演では、各産業分野のリサイクルに関する技術、取り組みの現状を解説するとともにリサイクルのための材料開発、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルなどを技術面、コスト面から実用的に運用できる新技術、システムの現状を紹介する。

 U.環    境

テーマ:ISO14000とグリーン購入
 講師:      先生
 グリーン購入ネットワーク 事務局次長 
講演概要
「グリーン購入」とは、環境に優しい製品を優先的に購入すること。国の機関にグリーン購入の実施を義務づけ、自治体にも努力義務を課すという、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)が昨年5月に成立した。
この法律によりグリーン購入が大きく広がることが期待されており、この普及に大きな役割を果たしてきた“グリーン購入ネットワーク”では、「グリーン購入基本原則」
「グリーン購入ガイドライン」を作成し、多くの企業で利用されている。また同組織では「グリーン購入大賞」も制定している。この現状と各社の取組状況、今後の展望と課題等を紹介する

 V.

テーマ:金 融 工 学
 講師:      先生 早稲田大学 理工学部 経営システム工学科 教授
講演概要
「金融工学」とは、資本の有効利用を視野に入れて、金融の機能的効率性と資本の効率性に関わる思考・知識・技術体系を創造すること。そして、応用領域として、金融派生商品、投資・運用、リスク管理、ストラクチャードファイナンス(リスクの変換、移転の仕組み)、事業リスクの評価などがある。
この「金融工学」について解説し、グローバルな大競争の中で、日本経済をどう再生させていくべきか。1300兆円を超える個人金融資産を活かすことができるか。資本の効率性とリスク配分機能を重視した「金融商品」とは何か・・・。今後の金融システムについて、近年、注目の最先端理論のポイントを紹介する。 

グリーン購入ネットワーク(GreenPurchasingNetworkは、1996年2月、環境庁の支援で消費者団体13、行政機関20、企業40が参加して結成した民間の非営利組織。2000年4月には2130の組織が加入している。
1996年11月に、滋賀県の「環境に優しい物品の購入基本指針」や兵庫県の「環境に優しい買物運動」などグリーン購入を展開してきた消費者団体の経験、企業の環境保全型商品開発やISO14000シリーズへの対応などの経験を生かしたグリーン購入原則を決定した。この基本原則に基づき商品ごとの購入ガイドラインをまとめ、環境に負荷を与えない商品を選択するための具体的なガイドブックとして「商品選択のための環境データブック」を作成。
1998年6月、加盟団体の優れた取組を表彰する「グリーン購入大賞」が創設されている。
☆開催日時:平成13年6月2日(土)  A.M10:00〜P.M5:00
T.我が国のリサイクル技術の最新動向   A.M10:00P.M12:00
         U.ISO14000とグリーン購入         P.M12:452:45
        V.金学                        (P.M3:005:00
 会  場東京八重洲ホール
         東京都中央区日本橋3-4-13    03-3201-3631
 定  員100名(スクーリング希望の場合)  定員になりしだい締め切ります。
               なお、通信で受講される方は6月末日までに講演収録カセットテープ、資料等を送付します。
 申込期限平成13年5月25日
会員−無料