2002年度新春賀詞交換会

新春講演内容

:  平成14年1月20日(日) 受付は午後12時50分からです。
     新春講演・質問:午後1時15分〜午後3時15分
     賀詞交換:午後3時30分〜午後5時00分

会  場 : 東京八重洲ホール ここをクリックすれば地図がご覧になれます。

講演テーマ:エコエティカ(eco-ethica


講師紹: 今道 友信 先生

東京大学文学部卒業。パリ国際哲学研究所教授、国際哲学会常任委員、国際形而上学会副会長、東京大学教授を経て現在、東京大学名誉教授、哲学美学比較研究国際センター所長、清泉女子大学教授。
国際的学名となったエコエティカを提唱し、同名の文庫本は十数刷におよび特に多くの技術者に読まれている。


エコエティカとは、高度技術社会の中での人間の生き方を考え直
そうとする新しい哲学。技術倫理や環境倫理、生命倫理や医の倫理など、すべての分野で倫理が問い直されている現在の社会で、人間のエコロジカルな変化に対応する徳目とは何か。よく生きるとはどういうことか。今こそエコエティカの確立が急務であると説く。


:  東京八重洲ホール
      東京都中央区日本橋3−4−13 рO3−3201−3631

参加費: 無料

内   容 : 
 2002年1月20日(日)東京八重洲ホールで「新春賀詞交換会」を開催しました。晴天に恵まれ、暖かい穏やかな日曜日でした。
 午後1時、今道友信先生(東京大学名誉教授、哲学美学比較研究国際センター所長、英知大学教授)の「新春講演」開始。テーマは「エコエティカ−科学者と倫理」。
 エコエティカ(eco-ethica)とは、「人類の生息圏の規模で考える倫理」ということで、科学技術の連関から成る社会という新しい環境の中で、人間の直面するさまざまな新しい問題を含めて、人間の生き方を考え直そうとする新しい哲学の一部門で、今道先生が1960年代の半ばに提示し、1970年代から国際的に通用する学名となり、現在ではその研究年報が哲学美学比較研究国際センターから国際哲学雑誌として毎年出版され、国際的な執筆陣による内容も高く、世界の各方面で注目されている。日本では毎年エコエティカ国際シンポジウムが開催されている。

 講演は、科学と倫理、人間と倫理、科学者と倫理について述べられ、講演終了と同時に活発な質疑応答が交わされ、何名かは今道先生の執筆図書を数冊読破されたうえで質問をされている方もおられ、予定終了時刻3時を1時間オーバーして終了しました。

 引き続き、4時から賀詞交換となり、時間の関係で齋藤会長のスピーチ兼乾杯の音頭で乾杯と続き、正副会長を交え賀詞交換、歓談となりました。
途中、ゲストとして参加くださいました日本能率協会コンサルティング近藤修司最高顧問を紹介、改めて賀詞交換となり、ビールからワインに変わった頃には、話にも熱がこもり、会場は遠くから聞いていると歓声のような声となっており何を話されているか分からない状態でした。
 この歓談中、会場のあちこちにグループができ各々の話題に花が咲き、私共事務局職員もアルコールを勧められ、仕事中と言いつつ頂戴しました。

 終了時刻も迫り、司会者から終了間近のアナウンスにも会話が中断せず、再々度のアナウンスで終了の体制となり、島崎副会長の閉会の辞、閉会の乾杯(開会につづいて2回目)で定刻5時を大幅に超えて終了しました。

 が、会場でグループを作っていた幾つかのグループは2次会に歩を向けられておりました。

 この「新春賀詞交換会」は毎年1月、20日前後の日曜日に開催しています。
平成15年は1月19日(日)に開催予定です。
前半は「新春講演」として日頃の技術的専門テーマではなく、経済、法律、グローバルな問題などを講演して戴き、後半は正副会長を交えた「賀詞交換」となっています。
 15年1月19日(日)には一人でも多くの方の出席をお待ちしております。是非、御出席ください。費用は無料です。